有限会社 丸正電器 様

丸正電器 中村社長（以降 中村）：事業再構築補助金の活用を考えた理由ですが、今後の先行きが不透明な経済状況の中、新しく事業を確立するとしたら何ができるか？というところから始まりました。
そのような状況の中、弊社役員が美容師の資格所有者であったこともあり、美容室の経営を考えました。

新規事業の構想では、弊社既存のお客様がいるという点、また高齢化社会が進む中で、シニア層を取り込んだビジネスを形したいと考えました。

新規事業の構想と事業再構築補助金のタイミングが合致していたのも補助金申請を計画した大きな理由です。
また、日頃から親しくしていただいている社長さんから、夢先案内人さんを紹介していただいたのも補助金を考えるきっかけになりました。

夢先案内人 鈴木（以降 夢先）：事業再構築補助金を知ったタイミングはいつ頃ですか？

中村：事業再構築補助金の存在自体は、以前から知っていました。
ですが、ハードルが高いイメージがあったので、自分だけでは形にできないなという感覚はありました。
そんな時、「いい人いるよ、紹介するよ」と夢先案内人さんを紹介していただき、補助金申請を本格的に取組みはじめました。

中村：夢先案内人の鈴木さんと出会ったのは今から丁度１年前で、事業再構築補助金申請の最初の計画を立てた時でした。（インタビュー時2022年8月31日）

夢先：当時、申請日まで20日というタイミングでしたね。
通常1ヶ月ぐらいお時間をいただいて計画し申請するのですが、1回目はダメ元でもチャレンジしましょうと。
結局、2回目で通ったんですが。それがちょうど今日で1年前でしたね。

中村：最初はどんな形でゴールまで持っていくかのイメージがつきませんでしたが、骨組みのイメージから始まって本当にうまく肉付けしていただいた印象です。

夢先：計画当初に社長が思っていたイメージと、実際に計画書を作った後で変わった部分はありますか？

中村：想像してたものよりグレードアップしている印象です。
当初は簡易的なものをイメージしていましたが、事業計画を練っていくと結果を求めるには「事業としての形」にしないといけないと感じながら進めていきました。

中村：既存事業については自分の予測した形に近い経営はできていて、先に繋げられるイメージもあります。

今回の新規事業について私ができるのは、システムを構築して後はサポートする形になると思います。
私自身が美容業界は全くの畑違いですしね。
具体的に指示ができない内容のため「どうなるかな？」という不安もあります。

ですが、美容業界は技術力が実質粗利に繋がる商売です。
やった分だけ数字が伸ばせるというビジネスなので、新しい挑戦として期待しています。

夢先：美容院はオープン前（インタビュー時）ですが、新規事業にあたりスタッフなどはどうされますか？

中村：オープンは2名でスタートする予定です。随時、アシスタントやスタイリストが見つかればいいなと思います。
３〜4年で4人位のスタッフでお店を回せるシステムを確立したいですね。

中村：8割、9割を鈴木さんがやってくれたので、必要な部分はコンサルやカウンセリングを受けて、それを全部形にしていただきました。
申請に対して、私が時間割いたということもありませんでした。
もう、ほとんどお任せ状態ですね（笑）

夢先：そう言っていただいて嬉しいです。
お話を伺った時、社長の頭の中で計画が結構出来上がっていました。
事業計画は社長の想いをそのまま落とし込んだ形ですね。
最初の段階で「こういう美容室にする」というビジョン持っておられたので、私もやりやすかったです。

中村：形にしたいものがある、会社のスタイルをこんな風にしたい、後継者に残してあげたい事業があるなど様々なケースがあると思います。
そのような想いのある経営者はこのチャンスを活かしてかしてもらいたいですね。

夢先：今回は貴重なお時間をありがとうございました。